小耳症って何?


小耳症って知ってますか?

小耳症(しょうじしょう)とは約6000人~10000人に1人の確率で生まれる、耳の形の先天性形成不全です。耳がふさがっている、または耳たぶのみなど、形に差があります。現在原因不明とされており、完全な治療法はございませんが将来は形成外科にて耳の形成が可能です。また、外耳道閉鎖症といって、耳の穴がふさがっている場合難聴を来すとともに、音の方向も分かりにくくなります。


産まれてきた我が子が小耳症だった!

小耳症は妊娠中の検査では発見することが難しく、出産して初めてわかるケースがほとんどです。当たり前のように五体満足で産まれてくると思っていた我が子。突然、医師から聞いたこともない病名を告げられた時、パパママはビックリしてしまうんです。「妊娠中に食べたもの悪かった?」「薬飲んだから?」「ころんだから?」「タバコ吸ったから?」きっと私たちのせいなんだ、、、。いえいえ、パパやママのせいではありません。小耳症の発症要因は現在も不明で、高齢出産や喫煙などの影響は認められておりません。つまり、誰にでも起こりうる疾患なのです。


実は全国各地に沢山いるんです

小耳症はあまり知られている疾患ではありませんが、実は全国に沢山いらっしゃいます。しかも、皆さん普通に生活なされている方ばかり。形成手術を行っている方も多く、見た目ではほとんど分かりません。「私ね、実は小耳症なんだ」というカミングアウトがないと分からない場合も。